HP ProDesk 400 G6 HDDなしのPCを中古再生

HP ProDesk 400 G6 SSDへWindows11インストール・中古再生

第9世代Core i3搭載のデスクトップPCをHDDがない状態で入手しました。

Pro Desk 400 G6

HPはメーカーサイトから調整に必要なソフトウェアをダウンロードできるので、元環境がなくても修理がしやすいです。

詳細診断

まず電源投入の確認をすると、画面が明るくなるまでに時間がかかり、「POST Error」と表示されました。

CMOSバッテリー切れ

「005 Real-Time Clock Power Loss」なので、日時を保持するための電力がないという意味です。
CMOSバッテリー(設定を保持するボタン電池)が切れてしまっているようです。
HPのこのシリーズはCMOSバッテリーが切れやすいようで、1世代前のものを修理した際も同様の症状が発生しました。

電源投入は確認できたので、メモリーのエラーチェックを行います。
問題は見つかりませんでした。

内部清掃

中古品ですので、内部清掃をしっかり行います。

ファンカバー取り外し

サイドパネルとマウンター類を外したあと、電源ユニットから伸びているCPU電源供給用のケーブルを抜きます。
レバーを使用してファンカバーを外します。

ファン取り外し

埃はあまりないように見えます。
4個のネジを外し、ファンを取り外します。

CPUグリス確認

CPUグリスはあまり固まっていないようですが、拭き取って丁寧に塗り直します。

熱伝導グリス塗り直し

組み戻し、内部清掃を行います。

SSD追加・CMOSバッテリー交換

SSD追加・CMOSバッテリー交換

NVMe SSDを使用できるM.2スロットがありますが、熱の問題を考え2.5インチのSATA SSD(240GB)を使用します。
ファンの上にあるCMOSバッテリーも交換しました。

日時・BIOS設定

またリセットがかかるので、日時を現在に合わせます。
また、言語設定やFastBootの解除も行いました。

Windows11クリーンインストール

Windows11クリーンインストール

先程組み込んだSSDにWindows11をクリーンインストールし、ローカルアカウントでセットアップします。
メーカーサイトからダウンロードしたドライバーを適用して、Windows Updateやストアアプリを最新まで更新します。

BIOSアップデート

BIOSもアップデートしました。

外部清掃・機能確認

HP ProDesk 400 G6 SFF

DVDドライブやネットワークの確認ができたら修理完了です。

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