HP ProDesk 400 G5 SFF　HDD故障で電源が入らない・SSD換装

第8世代Core i3搭載のWindows10デスクトップPC。
停電でブレーカーが落ちたあと、電源が入りません。

モーターが回るような音はするので、通電はしているようです。
電源ユニットやマザーボード故障のほか、パーツの重度故障で起動前の機械診断で引っかかっているなど、様々な原因が考えられます。

分解：HDD

サイドパネルはネジを緩めてスライドすることで開けます。
フロントパネルを外してHDDサイドのネジを取るとHDDが外せます。
この段階で試しに電源を入れると、時間はかかったもののメーカーロゴが表示されました。
HDDが原因で電源が入らなかったようです。
そのままメモリーチェックテストを行うと完走し、エラーは検出されませんでした。

HDD完全故障

取り外したHDDを検証用パソコンに繋いでも電源が入らず、内部データも全く確認できません。
HDDが重度故障していたことにより、起動前の機械チェックで停止して電源が入らなかったようです。

内蔵ボタン電池切れ

どうやらCMOSバッテリー（日時等設定保持用のコイン電池）が切れてしまっているようで、電源コードを抜くと次回起動時に「POST Error」と表示されて日時リセットがかかってしまいます。

ファンのすぐ横に電池があったので、交換します。

もう一度リセットがかかるので、現在の日時に設定します。

SSD換装

2.5インチサイズのドライブが装着できる仕様になっているので、SSDを取り付けます。
CPUファンを取り外して内部清掃し、熱伝導グリスを塗り直して組み戻します。

Windows11クリーンインストール

先程組み込んだSSDにWindows11をクリーンインストールし、メーカーサイトからダウンロードしたドライバーを適用します。
Windows Updateや拡張ソフトなどの各種設定を行ったら完了です。

外部清掃・機能確認

SSD換装をしたことで動作が速くなって快適になりました。

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