HP Pavilion 15-cs3073tu 「SSDの故障診断」

HP Pavilion 15-cs3073tu 「critical process died」で再起動・起動しない

購入から2ヶ月のノートパソコン。
起動途中や起動した後にブルースクリーンになり、再起動の繰り返しとなります。

「critical process died」の表示が出ています。
この表示は、致命的なエラーを表しています。

メーカー保証期間内のため開封せずに診断

お預かりした後にメーカーサイトで調べると、保証期間が9ヶ月残っていました。
お預かり時には伺っていなかったのですが、購入してから2ヶ月しかたっていません。
ほとんど初期不良の範囲内です。

当店で開封してしまうと、メーカー保証が効かなくなる恐れがあります。
ハードウエア的な故障の場合はメーカー修理をお勧めすることとなります。

とりあえず、Windowsの修復・復元を試しましたがどちらも正常には進まないため断念しました。

メモリーテストは正常終了

開封せずにできる検査に、メモリーのテストがあります。
USBメモリーから起動させてエラーがないかを確認します。

起動の選択画面で、SAMSUNGのSSDとUSBメモリーが出てきました。
SSDの認識はしています。

メモリーテストは普通に起動して、最後まで問題なく終わりました。
とりあえず、メモリーやCPUは正常なようです。

データ取り出しのためSSDのクローンを試す

USBメモリーからの起動はできたので、「AOMEI Partition Assistant」の起動ドライブで起動をさせます。

SSDのクローンコピーをHDDにとってみます。
コピーが進みだしましたが、少ししたらコピーが止まってしまい進まなくなりました。
もう一度試しても同じです。

途中で気づきましたが、SSDとは別に1TのHDDが搭載されていましす。
SSDとの比較のためにHDDのクローンコピーをとってみます。
1Tですがデータは入っていないので、セクター・バイ・セクターで完全コピーを取ります。
こちらは正常に完了しました。

SSDの故障は確定です。

メーカーサポートはリカバリーを勧めるも症状は変わらない

オーナー様にメーカーと連絡をとっていただいたところ、リカバリーをしてみるように言われたそうです。
2か月で不具合を起こしているので、メーカー側での確認が必要と思うのですが、確かにリカバリーで直らないとは言えないですね。
症状から言って無駄とは思いますが、DtoDでのリカバリーをしてみましょう。

途中で止まるかと思いましたが、リカバリーは正常に完了してデスクトップが表示されました。

しかし、再起動をかけたらやはりブルースクリーンで起動が出来ません。
さらに、何度か再起動しているうちに電源ボタンのLEDは点いているのにロゴも出なくなりました。
SSDが熱のせいで認識できなくなるようです。

しばらく時間をおくとロゴが出て起動途中でブルースクリーンに。
SSDに負荷がかからないメモリーテストでは3時間以上稼働しても大丈夫です。

診断でおこなったことと結果を総て報告書に書き出し、オーナー様にご返却となりました。
HPもきちんと保証対応してくれるといいですね。

SSDの発熱は大きな問題です。

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