HP h8-1280jp 電源故障・交換
パソコンの使用中に突然電源が落ちてから、電源ボタンを押しても何の反応もなくなりました。
店頭でも同じで電源ボタンを押しても何の反応もありません。
会社で使用されているパソコンで、業務に必要のため「エクスプレスサービス」でお受けしました。
エクスプレスサービス・診断
急ぎなのですぐに診断に取りかかります。
一番怪しいのは電源ユニットです。
改めて電源ケーブルを繋いでみたら、電源ユニットについているLEDランプが光っていません。
HPやDELLのデスクトップパソコンの電源ユニットには、通電確認用のLEDランプがついているものがあります。
電源ケーブルを挿したときは、このランプが常時点灯します。
これが消えている場合は電源ユニット故障の確率が高くなります。
まず電源ユニットを仮のものに繋ぎ変えてみます。
仮電源にしたら問題なく電源が入りました。
HDDを繋いだらWindowsも起動できました。
電源故障で確定です。
内部のホコリ除去
作業にも差し支えるので、最初に掃除しました。
これだけホコリが入っていると電源ユニットの中もホコリが詰まっていて、放熱ができなくなります。
故障の一因にもなりますので、定期的な掃除が必要です。
電源ユニット交換
普通のミドルタワー型パソコンなので、電源は汎用のATX電源が使用できます。
発注翌日には入荷したので交換します。
こちらは故障電源です。
元電源は400Wですが交換品は500W電源です。
容量が大きいのは問題ありません。
マルウエアあり
診断はメモリーやHDDのテストは必ず行います。
こちらは異常なしでしたが、同時に行うウイルスチェックでマルウエアが20個ほど見つかりました。
本来はウイルス削除かリカバリーを提案するのですが、今回は環境が必要なのと急ぎであるためそのまま変更は加えません。
オーナー様自身での対処をお願いしました。
組み戻して起動確認
電源が入らない場合、電源ユニット以外ではマザーボード故障などの可能性があります。
メーカーパソコンの場合、独自基板なので同じものに交換しないといけません。
HPなどはアメリカからの取り寄せになったりします。
そうなると入荷に1ヶ月なんてことにもなりかねません。
今回は電源ユニットの故障だったため、国内の汎用新品が使用できたので早く終わりました。
修理完了までにお預かりから1日半でした。
いつもこんなに早く終わるとは限りませんが。