HP EliteBook 840 G3 完全放電

HP EliteBook 840 G3 電源が入らない

電源ボタンを押してもランプも点かず、画面も明るくなりません。

なんの反応もないときは基板故障の可能性が高いですが、時によりバッテリー不良のこともあります。
分解をして確認をしていきましょう

隠しねじが一つ

裏蓋のねじを取っていきましょう

見えているねじは10個ですが、1ヶ所隠れているネジがあります。

このネジを取れば裏蓋は取り外せます。

バッテリー・CMOS電池を外す

最初にバッテリーを外します。
バッテリーは内蔵ですので、分解しないと取り外せません。

バッテリーのコネクターはケーブルがないので、ネジを取りバッテリーを外さないといけません。
バッテリーを外してから、SSDの検査をしますが正常です。

そのあと、CMOS電池を外してしばらく放置。
電池を戻してから電源ケーブルを繋いで電源ボタンを押してみました。
これで正常に電源が入りました。
完全放電で復帰しました。

完全放電でリセット

電源が入らないとき、放電をするように言います。
これは、BIOSの初期化をおこなうということになります。
Windows起動前の初期設定を保持しているのがCMOS電池です。
バッテリーと電池を外して放電するとBIOSの設定が初期に戻り、起動できるようになったりします。
何かあったときのBIOSリセットは基本ですね。

梅雨時は起動できないトラブルが増える

毎年、梅雨の時期になると電源が入らないトラブルが増えます。
水分により電気的にトラブルが起こりやすくなるのでしょうか。
放電リセットで復帰するのであれば軽度のトラブルですが、なるべく防止したいですね。

スリープを避けて「完全シャットダウン」推奨

防止法の一つは、スリープを避けること。
スリープでは、現在の状態を電気的に記録していますので電気的なトラブルで復帰に失敗することがあります。
ノートパソコンの画面を閉じるときは、シャットダウンを心がけましょう。

さらに、シャットダウンするときは「完全シャットダウン」を推奨します。
キーボードの「Shift」キーを押したままでシャットダウン操作をすれば「完全シャットダウン」となります。
これをすることにより、次回の起動は「コールドブート」となりトラブルを起こしにくくなります。

「完全シャットダウン」を心がけましょう。

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