HP 15s-du3033TU ヒンジ割による金具折れ・金具、バックパネル交換
ヒンジ割れで開閉ができないとパソコンを開いたままでご持参されました。
液晶左側のベゼルが完全に剥がれてしまい、金具が飛び出しています。
この機種はヒンジ金具が液晶パネルの上部まで繋がっていますが、根元近くで折れて飛び出していました。
分解・液晶上半身取り外し
割れがひどいので開けたまま分解します。
裏側にはネジが2個しか見当たりませんが、隠しネジがゴム足の下にあります。
ゴムが切れやすいので慎重に剥がします。
ネジが全部で7個ありますので外します。
裏蓋を取りバッテリーを取り外します。
M.2のSSDがありますが、HDDはスペースのみで搭載されていません。
ディスプレイケーブルとWiFiケーブルを取ってから、ヒンジ金具のネジを取り分離させます。
左ヒンジ金具折れ・ネジ全破損
ベゼルを外します。
下部はテープ張りになっていますので、慎重に外します。
ヒンジ金具・バックパネル交換
ネジ受け全破損はともかくとして、金具は液晶の上部まで伸びている部分が折れてしまっています。
強度を保つために金具自体の交換が必要です。
右側は正常です。
金具を交換するため取り寄せますが、海外取り寄せとなりました。
今回はバックパネルとセット品があったため、バックパネルも交換することにしました。
バックパネルにはカメラがついていなかったので、元の部品を取り外して移植します。
本体側ヒンジネジ受けも補修
分解後に気づきましたが、本体側ヒンジネジ受けにもヒビが入っていました。
無理な開け閉めで負荷がかかり、破損につながったようです。
ネジ受けはいったん取り除いてから、再建固定補修します。
組み立て・確認
海外取り寄せと追加の補修で、時間がかかりましたが正常になりました。
今後は液晶の中央を持って開閉していただくようお願いしました。
ヒンジがぐらつきだしたときは、なるべく早くご相談をお願いします。
無理して使い続けると、破損も広がり修理箇所も増加します。
最悪の場合は液晶まで割れてしまいます。
ご注意ください。
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