HGST HTOLMU3JA10001ABB 正常認識しない

USB接続HDDのデータ復旧

HGST(日立)のポータブルHDDです。
1TのHDDですがかれこれ8年ほど使用しています。

パソコンに繋ぐと、ドライブ文字は出るもののそれ以外は何も表示されず内部も見られません。
仕事を含め多量のデータがあるため、データの救出のご希望です。

日立のHDDでも故障はする

日立のHDDは信頼性が高く、10年ほど前はHDDの購入時は日立製を選んでいました。
現在はウェスタン・デジタルの傘下でブランド名のみが残っています。

いくら信頼性が高くてもHDDは消耗品です。
壊れるときは壊れます。
どこの製品でもいずれは故障しますので、データのバックアップ(複製コピー)は必須です。
一ヶ所にしかないデータは、いつかは消えるとお考えください。

HDDの複製コピー中に止まる

ケースからHDDを取り出したところです。

2.5インチのHDDにUSB3.0の変換コネクターが付いています。

別のHDDをはめてみても認識しません。
変換コネクターの異常のようです。
HDDの検査では「正常」表示でしたので、普通にHDDデュプリケーターでコピーを始めました。
しかし、最初のあたりで止まってしまい進んでいきません。
まれに、数値上は正常でも読み出しが正常に出来ないものがあります。

機械を変えて後方からのリバースコピーを試したら、なんとか全域のコピーが取れました。

コピー済みHDDでも内部が見られない

コピーが取れたのでそのままデータの取り出しが出来ると思いましたが、そんなに簡単ではありませんでした。
作業用パソコンにHDDを繋ぐと、ドライブ文字は割り当てられましたがドライブの容量が表示されません。

プロパティを表示してみたら、使用領域・空き領域共に0バイトの表示です。

変換コネクターとHDDの不調で、パティーションの情報が壊れてしまっているようです。

データ復旧処置

内部が見られないので、データの復旧処置をおこなうこととなります。
データの復旧処置はうまくいき正常なデータが多数取り出せました。
650Gほどのデータが取り出せました。

オーナー様が持参されたNAS(LANタイプのHDD)にコピーをしてお返しします。
せっかく救出できたデータですので、データの2重化でのデータ保護をお願いしておきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA