FRONTIER FRNL110 液晶ケーブル不良・交換
FRONTIERのノートパソコンで、画面の角度によってちらついたり消えたりします。
FRONTIERはBTOパソコンのメーカーですが、現在はヤマダ電機の系列となっています。
角度によってちらつく場合は、ケーブルの不良のことが多い。
まれに、液晶パネル側の問題の場合もあります。
分解・診断
まずは分解です。
最近のパソコンは裏面に小窓などがない機種が多いですね。
このパソコンもネジを取りさえすれば裏蓋が取り外せます。
CrucialのSSDが取り付けられています。
SSDは正常で、メモリーテストも画面の映る角度でおこなっておき、こちらも正常です。
印のケーブルが液晶のケーブルです。
液晶パネルの検証
液晶ケーブルの断線の場合に多いのはヒンジ部の折れ曲がった場所での断線ですが、その場所を触ってみても特に変化がありません。
この部分の断線ではないようです。
液晶パネルの不良の可能性も出てきました。
ということで、液晶パネルの交換をおこなってみます。
しかし、液晶パネルを交換しても同様の症状が出ました。
パネルの問題ではありませんでした。
液晶のベゼルを外したところです。
ベゼルははめ込まれているだけですので、割らないように外していくだけです。
この状態で、液晶側のコネクター部を触ると画面が乱れました。
液晶パネルを交換しても、コネクター部を触ると同様の症状が出ることがわかりました。
コネクター部分のケーブルが断線気味のようです。
どうしてこの部分が破損したのかはわかりませんが、ケーブルの交換で修理が出来そうです。
ケーブル取り寄せ・交換
パーツはFRONTIER用で調べても見つかりません。
ケーブルの型番から探して、共通で使える物を見つけました。
交換してみたら、画面がちらつく不具合は解消されました。
組み立てて、パネルの開け閉めや他の機能の確認をします。
問題は見当たらないので修理完了となります。