DELL Vostro 14-5468 キーボード不良・交換
一部のキーだけが反応しないとご相談です。
試してみると、GとHだけが入力出来ません。
USBタイプの外部キーボードでは入力が出来ますので、キーボードの機械的な故障と思われます。
分解・診断
分解してSSDの診断などをおこないます。
裏面のネジをすべて外せば内部へのアクセスはできます。
SSDはM.2タイプですね。
HDDスペースとコネクターはありますが、空となっています。
バッテリーのコネクターを最初に外してから作業をします。
SSDやメモリーは正常でした。
キーボードの交換は完全分解
キーボードがマザーボード基板の下にあるため、全分解をしないと取り外しができません。
さらにキーボードがリベット接着されていて難易度は高い。
この機種用のキーボードは、なかなか見つからず苦労しましたが正常品が入手できました。
完全に分解する前に、キーボードのケーブルだけをつないで入力を確認しておきます。
実は最初に取り寄せたものは不良品で、一部が誤入力されました。
交換には、まずマザーボードやスイッチ基板・FANをすべて取り外します。
大変なのはここからです。
キーボードとその上にある金属カバーは、プラスチックでリベット接着されています。
これを削り取って分離しないとなりません。
金属板の穴から飛び出している黒い部分が、リベット接着の頭部分です。
削り取るのも数が多いので大変です。
金属板を外してキーボードが見えた状態ですが、こちらもリベット接着されていますので取り外していきます。
キーボード接着取り付け
故障キーボードが外せたので正常品を取り付けます。
当然接着しないといけませんが、貼り付けてしまうためやり直しがききません。
ずれるとキーが引っかかったりしますので慎重に位置決めをおこないます。
作業の中でキーボードの取り付けが一番難しいかもしれません。
作業完了後、Windowsを起動させて入力確認をおこないます。
正常に入力できたので一安心です。
機能確認
キーボード以外の機能を確認します。
完全分解しているのできちんと確認をしておきます。
キーボードが表面から取り外せないタイプは、かなり手間と時間がかかりますが完了となりました。