DELL Precision 3630 Tower 高負荷でうるさくなりパフォーマンスが落ちる・FAN増設
DELL Precision 3630 タワー型ではありますが通常でいうタワー型よりかなり小さめです。
3Dモデリングソフトを使っていて、3Dレンダリングを始めるとFANがうなりを上げてさらにマウスも動きがおかしくなります。
通常使用では問題は出ないようなので、熱の問題の可能性が高いでしょうか。
内部が狭く排気FANが1個のみ
内部の構造で特徴的なのが電源の設置位置です。上の写真では左上にある編み目のある銀色のボックスが電源です。
通常のATXサイズの電源が縦に設置されていて、横側から吸気して後方に排気しています。そのため、電源についているFANは内部の廃熱には全く役に立ちません。
また、電源の位置はCPUFANの真上になるため隙間がほとんどないしグラフィックボードがあるため狭い空間にCPUが押し込まれた状態になっています。
そういった状態の中で一番まずいのは、ケースFANが1個だけしかついていなこと。それも小さめの排気FANだけです。
CPUはCore i7 8700で高負荷になるとかなり発熱します。ビデオボードも構造上外部へ廃熱するタイプではないので明らかに廃熱不足です。
3Dモデリングでフル稼働になるとCPUの温度が90度にもなっていました。
Core i7 8700は高温になると温度を下げるために、動作周波数を落とす機能があるためマウス操作にも影響が出るようです。
廃熱を改善するしかありませんね。
FAN 3個増設
ケースの背面にはFANを増設する余裕は全くありません。そこで、サイドに排気用FAN(6cm)と前面に吸気用FAN 2個(8cm)を取り付けることにしました。
スペース的なこともあり、15mmの薄型FANになりました。
電源はSATAの電源をFAN用に変換・分岐させています。取り付けもねじ止めはできないため、結束バンドで固定しています。
CPU負荷100%時温度10度ほど低下
CPUの100%負荷テストをしてみるとCPU温度は75度~80度程度に収まるようになり、FANのうなりも高負荷時の最初のみですぐに落ち着きました。
マウスの動きも問題ないようです。
これ以上温度を下げるためには、ケースの交換が必要ですね。
メモリー増設しても使用できない
メモリーは16G 2枚で32Gで使用中ですが、さらに増設を希望されていました。
DDR4-2666を16G 2枚増設で64Gにするつもりでしたが、元々使われているものと同一のものが手に入りません。
そのため、他メーカーのDDR4-2666メモリーを取り寄せて4枚を挿しました。
そうしたら、画面表示されず起動できないし、電源ボタン長押しでも電源オフができません。
取り寄せたメモリーを1枚だけ挿した状態でも起動できません。
メモリーの相性問題が発生してしまったようです。しかも、メモリー同士の相性ではなくメモリーとマザーボードでの相性問題です。
こうなると、4枚とも同じものにするのがいいのですが入手ができないので、メモリー増設は見送りとなりました。
メモリーの相性問題は、DDR-4で高速になったせいなのか最近目にするようになりました。
同一のメモリーを使った方が良さそうですね。
Windows10のバージョンが1803でアップデートが必要
確認をしている途中、Windows10のアップデートを促す表示が出ました。
Windows10 v1803は2019年11月でサポートが終了します。アップデートの警告が出るのはそのためです。
Windows10もバージョンを更新しないとサポート切れになります。
オーナー様には説明をさせていただき、アップデートをお願いしました。