DELL inspiron 15 3515 左右ヒンジ補修
最近はノートパソコンでヒンジ部の修理依頼が非常に増えています。
液晶側を薄くして軽量化を図っている機種に多い印象です。
DELL inspiron 15 3515もベゼル・バックパネルとも薄く設計されていて、強度が足りていなさそうです。
デザインも少し特殊なため、ヒンジ部に負荷がかかりそうです。
明らかにヒンジ破損で、ベゼルが浮いてしまっています。
ベゼル・ヒンジカバーゆがみあり
ヒンジ部の破損度合いは大きいようですね。
分解のため裏返すと、ヒンジのカバーも隙間が空いていました。
液晶パネルは開けたままで分解をおこないます。
ネジを取ればそのまま裏蓋が外せます。
バッテリーを外してから、SSDのチェックとメモリーテストをおこない、環境を保護するためSSDのコピーを取っておきます。
液晶部の分解
ディスプレイ・アンテナのケーブルを外してから、ヒンジネジを外し上半身を分離します。
ヒンジカバーのかみ合わせを外してから、ベゼルを取り外しました。
液晶パネルは両面テープ貼りでした。
最近のノートパソコンはテープで貼り付けられているものが多いですね。
左右ネジ受け全部破損
念のため右側のネジ受けを確認してみました。
ネジ受け自体取れてはいませんが、3個ともプラスチック部分にひび割れが入っていました。
左側が割れてきているのに開閉を続けたため、右側も割れてしまったようです。
右側もネジ受けを取り外しての補修が必要です。
補修固定
左右ともネジ受け部の割れたプラスチックを除去してから、ネジ受けの再建をおこないます。
穴開けはせず強度が取れるように固定します。
再発防止で、ヒンジ蝶番のネジを少し緩めて開閉を軽くしておきます。
機能確認の上でご返却です。
パネルの中央を持っての開閉と、最後まで丁寧に閉じていただくようにお願いしておきました。
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