DELL Inspiron 13-7370 トラックパッドが押せない
トラックパッドが押せなくなってのご相談です。
内蔵のバッテリー膨張が原因でトラックパッドが押せなくなっていました。
最近Dellのモバイルノートでのバッテリー膨張を目にする機会が増えています。
内蔵の薄型バッテリーはどうしても膨張の危険性がありますね。
分解・診断
分解は裏蓋のネジを取れば簡単に開けることが出来ます。
キーボード側をいじらなくてもいいので楽ですね。
キーボード交換の時は逆に大変です。
開けてみるとバッテリーの膨張がよくわかりますが、思ったほどではないですね。
バッテリーのコネクターを取り外してから各種診断をおこないます。
SSDはM.2タイプです。
取り外して検査とデータの保全(複製コピー)をしていきます。
SSD・メモリーなどは正常で、今回の修理はバッテリー交換だけですみそうです。
FANのホコリがなかなか目立ちますね。
開けたついでに清掃をしておきましょう。
バッテリーの発注
バッテリーの発注をするためにバッテリー型番を確認します。
バッテリーは互換品がいろいろと見つかります。
互換品がだめなわけではありませんが、粗悪品もありますので注意が必要です。
今回は、純正品で国内発送の物が見つかりました。
下のバッテリーが新品ですが、ケーブルが付いていませんでした。
バッテリーはコネクターまでが本体に取り付けてあることが多いのですが、このバッテリーのケーブルは別パーツになっていました。
古いバッテリーからケーブルを取り外して付け替えました。
充放電の確認
組み戻して充放電の確認をおこないます。
このパソコンのBIOS画面にはバッテリーの状態が確認できる項目があります。
この画面で確認しながら何度かの充電・放電を試しました。
気付いたのは79%までで充電が完了となること。
リチウムイオン電池は満充電により劣化する可能性がありますので、80%で充電が終了する設定になっているようです。
Windows起動の上で「DELL Power Manager」でもやはり79%で止まりました。
設定の変更は出来るようではあります。