SSDの空き容量が13Gしかないため2Tに交換
17インチの大画面で高性能なDELL 7790ですが、SSD 256GとHDD 1Tの容量のほとんどを使用しています。
今回ご希望なのは、SSDをNVMeの2Tに交換すること。
確かに256Gではデータをためる用途には向きませんが、2TのNVMe SSDは価格が高いですね。
分解・SSD取り出し
現在のSSDとHDDの使用状況はこんな感じで、SSDの容量バーは赤くなっています。
交換が前提なので分解して取り出します。
裏返してネジを全部取れば裏蓋が取れます。
大きめのFANが左右にありますが、ホコリがすごいですね。
左側に金属の放熱プレートがあり、その下にNVMeの小型SSDがありました。
全体的な診断をおこないましたがSSD・メモリーなどは正常でウィルスなどもありませんでした。
2T SSD取り寄せ・交換作業
256GのSSDから2TのSSDに交換しますので、取り寄せをして環境そのままの移行をおこないます。
今回使用するのはSamsungのSSDです。
OS全体のクローンをおこなう場合ソフトウェアでおこなう方法がありますが、当店では基本的にハードウェア機でコピーをおこないます。
この方が確実に起動可能なコピーが取れます。
256Gから2Tへのコピーですので未使用の領域ができますが、コピー終了後に領域調整をおこなって全域を使えるようにします。
調整後では空き領域が1.59Tになっています。
BitLockerの解除
SSDの交換はこれで終了ですが、診断中にBitLockerがかかっているのに気づきました。
オーナー様はBitLockerを意識的にかけてはいなくて、初期状態からの自動有効化で有効になっているようです。
BitLockerの解説
「BitLockerとは【BitLockerの要件と自動有効化の問題点】」（パソコンドック24 本部ブログ内 名古屋・庄内緑地公園店ブログ記事）
今回、作業ついでにBitLokerの解除もおこないました。
万が一の場合にデータ救出ができなくなるのを防ぎます。
とはいえ、データのバックアップは普段から欠かせませんね。
FAN清掃
裏蓋を閉じてしまう前に、内部の清掃をしますが今回はFANのホコリがすごいのでFANも取り外して清掃をしました。
なかなかのホコリです。
廃熱が悪いとチップ破損などの故障にもつながります。
定期的な清掃をするのがいいですね。
組み立ての上、最終確認してご返却となりました。
