DELL 15 3525 液晶左側ヒンジ破損・液晶割れ

DELL Inspiron 15 3525 ヒンジ固定補修・液晶交換

DELL Inspiron 3525は液晶のバックパネルで本体側を持ち上げて浮かす構造を取っています。
このタイプのノートパソコンはヒンジ破損をよく起こします。

典型的な割れ方ですが、今回はさらに液晶割れを引き起こしています。
ヒンジ破損したままで使うと液晶も割れることがあります。

液晶割れの状態です。

ヒンジ割れの位置から見事に割れています。
分解・診断をしていきましょう。

ヒンジが割れているので開けたまま分解します。

ネジを取れば裏蓋は簡単に外せます。
赤四角ののバッテリーコネクターを抜いてから、M.2のSSDを外して検査します。

SSDは正常。
メモリーテストも完走しました。
水色マークのディスプレイコネクターと無線LANケーブルを取り、ヒンジジ部止めネジを外して上半身を分離します。

ベゼルを取外した後の写真しかありませんでした。

ヒンジネジ受けは完全に取れています。
このヒンジタイプのネジ受けは強度が足りないようです。

続いて液晶パネルも外します。
液晶パネルは両面テープ貼りで、こちらの部分を引っ張ると伸びて剥がれてきます。

液晶側のコネクターを抜いてパネルを取外します。

液晶パネルが分離できましたので、型番を確認して発注しておきます。
液晶パネルは、パネル型番・コネクター形状の確認して発注しないと使えないものが来たりしますので注意が必要です。

補修前に左右ヒンジ金具の蝶番ネジを少し緩めます。
開閉を緩くすることで再発防止としますが、緩めすぎるとパネルがたたなくなるので注意します。

割れたヒンジネジ受けは金属のガイド下にあります。
ネジ受けの再建と金属ガイドの接着をして、その上にヒンジ金具を取り付けます。

右側のネジ受け部も補強して割れ防止としています。

入荷した液晶パネルを仮止めして正常表示を確認します。
その後、専用の両面テープで貼り付けし、ベゼルも取り付けます。
全体を組戻して、カメラやネット接続などの確認が終われば終了となります。

ヒンジ部もきれいになりました。

ノートパソコンの開閉はパネル中央部を持っておこなうのがいいと思います。

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