おもいでばこ 写真が見られない
BUFFALO おもいでばこ PD-100S-L。
おもいでばこは内部に写真や動画を転送して、テレビ等に写すことができる機械です。
内部構造的にはNASの一種でLAN経由でも管理ができます。
写真の管理に使用している方が多いのですが、残念ながらバックアップコピーを保存している方は非常に稀です。
一つの機械にしか保存されていないデータは、いずれは使用できなくなってしまいます。
HDDは通常の2.5インチ
分解して内部を確認します。
裏返すとゴム足が4個あります。
ゴム足を剥がすとネジがあるので、4個とも取るとケースが分解できます。
内部には2.5インチのHDDがありました。
通常のSATA HDDなので取り外して作業用パソコンで検査します。
HDDエラー・特殊機コピー
検査結果は注意状態でエラーが検出されました。
不具合の原因はHDD故障でした。
データ保全のためにクローンコピーを取りますが、通常のハードウェアコピー機では止まってしまい進んでいきません。
数値以上に状態は悪いようです。
特殊機に切り替えてリバースコピーをしてみたら進んでいき、翌朝にはコピー完了していました。
データ復旧
NASなどのLAN HDDのデータ形式は通常ではWindowsパソコンでは見られません。
おもいでばこもNASに近いので少々変わった内部構成になっていました。
元HDDはかなり不調でしたが無事にコピーが取れたため、データの救出はできました。
全部で400G程のデータが取り出せたので、オーナー様ご持参の外付けHDDにコピーをしてお渡ししました。
おもいでばこの使用用途は、基本的に写真や動画の管理です。
専用機器なので使い勝手はいいのですが、残念ながらパソコンのような柔軟性はありません。
長い期間で考えた時、壊れない機械はないのが現実です。
写真などの個人データで重要な物は2つ以上の機械に、複製してどちらかが壊れた場合でも正常な機器から再度複製コピーを取れるようにしておかないとなりません。
一カ所にしかないデータは必ず消えると考えましょう。
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