「デバイスに問題」で起動不能 LenovoL340-15API

Lenovo ideapad L340-15API Type 81LW HDD不調・SSD換装

「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。再起動できます」という文言が表示され、Windowsが起動しません。

デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。

エラーには「INACCESSIBLE BOOT DEVICE」とあり、内部HDDにアクセスできていない状態のようです。

Lenovo L340-15API

Ryzen 3 3200U搭載のWindows10モデルです。
使用頻度はあまり高くなく、HDD構成やWindows Update蓄積などで普段から遅かったとのこと。
Windows10のまま使用されていましたが、Windows10は2025年10月14日にサポートが終了したため対応機種であればWindows11にする必要があります。

分解:HDD

裏面のベースカバーを外し、バッテリーケーブルを抜きます。

L340-15API 内部

4個の固定ネジを外し、基板からHDDを取り外します。
仮組みの上メモリーエラーがないかどうかのテストを行いましたが、問題ありませんでした。

HDDステータス正常・読み出しスピード不良

WDC HDD

使用時間も短く、数値上の問題は見当たりません。
しかし受付時の「遅かった」というお話が気になったため読み出しのスピードテストをしてみると、最初10%あたりのところでグラフに大きな振れが出ています。

HDD読み出しスピードテスト

テストソフトの関係上初めに検出した速度でグラフが描かれるため、10%以降は正常なスピードと思われます。
Windowsの動作ファイルは先頭の方に書き込まれるので、これでは遅くて当然です。
調子の悪い場所にアップデートファイルなどが書き込まれ、OSが破損したものと思われます。

データ救出

スピード不良はありましたが、お客様が望まれていたデータ救出は可能でした。

救出データ量

書類データを中心に、1.5GBほどのデータを復旧できました。

SSD換装

Windows11は機能が増えたことによってHDDでは動作速度が追いつきません。
調子が悪かったこともあり、240GBのSSDに交換することになりました。

SSD換装

メモリーが4GBしか搭載されていないため、本来であれば空きスロットに4GB増やしたいところですが、予算の関係で断念。
内部清掃後、組み戻します。

Windows11クリーンインストール

Windows11クリーンインストール

先程組み込んだSSDにWindows11をクリーンインストールし、メーカーサイトからダウンロードしたファイルでドライバーを適用していきます。

BIISアップデート

Windows UpdateやBIOSの更新も行いました。
救出したデータをデスクトップにコピーし、付属のMS Officeもインストールします。

外部清掃・返却

Lenovo ideapad L340-15API

メモリー容量は従来のままなので多少もたつきを感じますが、それでもHDD構成のときよりはかなり速くなりました。
データをご確認いただき、返却です。

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