NEC NS700/B PC-NS700BAR HDD故障で起動しない
電源を入れると自動修復が始まり、ブルースクリーンになって起動しません。
まずはデータが大事ということで、修理診断とデータ救出をしてみることになりました。
2015年発売モデル
第5世代のCore i7、メモリー8GBが搭載されたWindows8.1モデルです。
Windows10にアップグレードされた上で使用されていました。
「PCが正常に起動しませんでした」と表示され、Windowsが起動しません
こうなる前は動作がかなり重かったそうですので、HDD故障の線が濃厚ですね。
分解:HDD
診断を進めていきます。
裏蓋のネジ1個とキーボード固定用のネジ4個を外し、蓋を取り外します。
ここの隙間から強く押すと、少し大きな音を立てますがキーボードの一部が外れます。
キーボードを外すとその下にHDDがあるので、マウンター固定ネジ2個を取りHDDを抜き取ります。
メモリーのチェックテストを行い、こちらに異常は見つかりませんでした。
HDDステータス:注意
使用時間は8000時間弱ですが、ステータスは注意でした。
代替処理保留中セクタが3000近くあり、なかなかに重症です。
(※代替処理:読めなくなってしまった箇所のデータを正常な箇所に書き写す処理)
保留中が1だとしても、その箇所がWindowsのブートファイルにかかっていると起動しないことがあります。
まずはデータ保全に取りかかります。
時間はかかりましたが、なんとか希望されるデータを復旧することができました。
Windows10クリーンインストール
NECのメーカーサイトで確認するとWindows10対応機種でしたので、SSD240GBに換装した上でWindows10をクリーンインストールしていきます。
インストールメディアを使い現時点で最新のWindows10をインストールし、ドライバーを調整していきます。
Core i7、メモリー8GBであることに加え故障したHDDからSSDへ換装したので、かなりサクサク作業を進めることができました。
Windows10はインターネットで最新の更新プログラムを当て、使いやすいように各種設定を変更します。
内外部清掃
完全に組み戻す前に内部ファンの部分を清掃し、組み戻したあとに外部清掃を行います。
発売当時も高性能機でしたが、SSD換装したことによって今でも使いやすい高速マシンに生まれ変わりました。
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