東芝 dynabook PT55158CBFB T551/58CB DCジャック交換
元OSはWindows7ですが「Windows10にアップして使用されています。
Windows10のサポート終了まで1年を切っていますが、そのままの環境での修理をご希望です。
電源アダプターを挿したら焼け焦げてしまった。
現在は電源が入らなくなっている状態です。
ジャックは黒焦げ
電源ジャック内のピンは完全に焼け落ちてアダプターのプラグにくっついてしまっています。
電源ジャック自体は交換できますが、電源が入らない現状では基盤損傷していないかどうかが心配です。
電源ジャックを交換してみて状態を確認するしかありませんね。
分解・キーボード側を取り外し
裏面です。
この頃の機種ではHDDやメモリーに蓋が独立していることが多く、取り外しは楽です。
ネジ1個を取ってHDDを取り外します。
この時点でHDDとメモリーのテストを行い、どちらも正常確認できました。
この機種はキーボード側を取ると内部にアクセスできますので、裏側のネジを取ってからキーボードを外します。
キーボードケーブルに注意して取り外した後は、キーボード下にあるネジとケーブルを外してパームレストを剥がします。
電源ジャックハンダによる取り替え
電源ジャックは印の場所ですが、基盤側のコネクターはマザーボードの裏側にあるため、マザーボードも取り外しが必要です。
電源ジャック自体は溶けてしまっていますので取り替えが必要です。
今回は中古のジャックを使いますが、マザーボード側のコネクター形状が違っています。
そのためケーブルを途中で切断してハンダ処理をして、つなぎ替えしました。
マザーボードが損傷していなければこの処置で電源が入るはずです。
電源ジャック交換で回復・起動確認
電源ジャックをつなぎ変えたものをマザーボードに取り付けて、アダプターの正常品を差し込みます。
電源ボタンをして見たところ、無事に電源が入りロゴ表示も確認できました。
マザーボードは無事だったようで、安心しました。
すべて組み戻し、Windows起動も確認できました。
これでもうしばらくは使えることでしょう。
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