東芝 dynabook PB25-22TSCB B25/22TB 起動しないパソコンからデータ救出
突然自動修復を繰り返し、Windowsが正常起動しなくなったパソコンです。
ご来店前に電話相談をいただいており、データが必要とのことでした。
HDD故障で症状が発生している場合自動修復を繰り返すと悪化する危険性があるため、それ以上は電源を入れずにお持ちいただくようお願いしています。
2016年に発売された、Celeron Dual-Core N2820・メモリー2GB・HDD500GBを搭載のWindows10ノートパソコンです。
電源を入れると「Preparing Autmatic Ripair」と表示され、しばらくすると「自動修復 PCが正常に起動しませんでした」という画面に変わります。
店頭相談の結果、Windows10が2025年10月にサポート終了することもあり今回はデータ復旧のみでの受付となりました。
分解:HDD
バッテリーを外したあと、裏面全てのネジと光学ドライブを外します。
裏面パネルを外すと、左下にHDDがありました。
ネジはなくマウンターだけで固定されているので、SATAコネクターから引き抜きます。
HDDステータス:正常
もともとかなり遅かったというお話もあったため、HDD故障だろうと踏んでいましたがHDDは正常でした。
環境保全で全体の読み書きを行っても変わりません。
前述の通り廉価版のパーツで構成されておりスペックが高くないため、Windows Updateの大きめ更新などで失敗したのかもしれません。
データ復旧
写真や書類ファイルなど、合計で22GBほどのデータを救出することができました。
移行用のメディアお持ちいただいた際にデータをご確認いただいた上でUSBメモリーをお預かりし、データをコピーします。
パーツ故障やソフトウェア異常でOSが突然起動しなくなるというご相談は経験上かなり多いです。
新しく作成したデータや更新したファイルは外部バックアップを取り、パソコンからも消さないようにして二重化することで保護することができます。
バックアップを後回しにしてしまうとその分時間がかかってしまうので、なるべくその日のうちに行えると困らずに済みますね。
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