東芝 KIRA L93 PL93PGP-ZHA 電源ジャック接触不良
充電が出来なくなった東芝の特殊形状パソコン。
バッテリーが切れて電源も入りません。
店頭で調べてみると、アダプターは正常です。
電源ジャックかマザーボードの不良の可能性があります。
キーボードを外して分解
裏返した状態で見えているネジを外しただけでは分解が出来ません。
タブレット状にして使用が出来るのですが、キーボード部分も取り外せます。
分解するにはキーボードを最初に取り外します。
手前のレバーをスライドさせて、キーボード手前に引っ張ると分離できます。
こちらの内部はシンプルです。
キーボード側ではない方のネジは6個です。
電源ジャックは特殊なピンタイプ
磁石でコネクター部を圧着するタイプで、頭の銀色の部分が強力な磁石です。
磁石を取るとよくわかりますが、電極のピンがバネになっていて上下に動きます。
充電できない原因は、3本あるピンの真ん中のピンが押し込まれたまま戻らなくなっていたからでした。
きちんと接触できずに通電していません。
ピンセットで引っ張ってみたら上がってきたので、導電液を塗ってみます。
これでピンが上下に動くようになりました。
組み立ててみると充電が出来て、電源も入るようになりました。
キーボードが使えない
組み戻して起動確認をしてみると、なぜかキーボードが効きません。
原因を調べていくと、やはりコネクターの接触不良なのがわかりました。
キーボードの接続部分のコネクターも、電源コネクターと同じでバネ式のピンが接触して通電する仕組みです。
こちらもいくつかのピンの動きが悪く、接触不良を起こしていました。
電源コネクターと同じく引き出して導電処理をします。
これでキーボードが使えるようになりました。
写真はありませんが、正常に使用できます。
特殊形状のものは避けましょう
一般的なノートパソコンではなく、タブレットに変形したり上部だけが外せたりする物は特殊なギミックがある分故障率は上がります。
また、パーツも特殊で入手が難しくなります。
故障時のリスクは高くなると考えてください。
一般的な形状の物をお勧めいたします。