富士通 FMVU55BSPG UH55/B3 液晶ケーブルコネクター接触不良
前日まで普通に使っていて翌日使おうとしたら画面が映らない、とご相談がありました。
電源ランプは点いていて、HDDの読み込みもされているようです。
試しに外部モニターをつないでみたら正常に映り、Windowsの起動が確認できました。
分解で不具合解消
画面の表示が全くなく明るくもならないので、液晶不良・ケーブル不良のどちらかの可能性が高い。
まれに基板のヒューズ切れの場合もありますね。
とりあえず分解をしてみます。
見えているネジを全部取れば裏蓋は取れます。
最初にバッテリーを外してから、SSDのチェックですが正常なのが確認できました。
液晶ケーブルのコネクター(赤枠のコネクター)を外してはめ直してみました。
すると、これだけで正常に映るようになりました。簡単な分解だけで復旧です。
bitlockerがかかっている
SSDのコピーを取り、ウイルスのチェックをしようとして気付きました。
ドライブにbitlocker暗号化がかかっています。オーナー様に確認したところ、覚えがないとのこと。会社のパソコンで前任者から受け継いだパソコンのようです。
bitlockerは強力な暗号化で、ロックがかかると回復キーがないと使用が出来なくなります。また、パソコンの故障時にはデータの復旧にも回復キーが必要となります。
よくわからない場合はbitlockerの解除をしておくのが良いでしょう。
bitlockerの解除
Windows10でのbitlocker解除は設定画面で行います。
設定画面の中の「更新とセキュリティ」をクリックして開き、「デバイスの暗号化」をクリック。
右側の「オフにする」をクリックすると解除が出来ます。時間はそれなりにかかりますので気長に待ちましょう。
通常bitlockerをかける場合は、Microsoftアカウントと連携をさせます。連携がされている場合は、Microsoftアカウントにログインすれば解除キーは確認できます。
しかし、今回のケースでは「このデバイスの暗号化を完了するには、Microsoftアカウントが必要です」と表示が有り、アカウントとの連携がされていませんでした。
この状態でのbitlockerの使用はとても危険です。確認をしておくのをおすすめいたします。
BitLockerの解説
「BitLockerとは【BitLockerの要件と自動有効化の問題点】」(パソコンドック24 本部ブログ内 名古屋・庄内緑地公園店ブログ記事)