富士通 FMVS73072 Windows98 データ救出

富士通 DESKPOWER SⅦ307 FMVS73072 外部メディアがフロッピーディスクしか使えない

Windows98で20年以上も前のパソコンですが、起動は出来るパソコンのお預かりです。

起動は出来ますがUSB端子はありますが調子が悪く、USBメモリー経由でのデータ取り出しが出来ません。
Windows98のパソコンでもCD-Rドライブが付いていればディスクに焼いてのデータ移行も出来ますが、この機種はCD-ROMなのでその方法も使えません。

CPUはスロットタイプ

データの救出はHDDを取り出して直接内部から取り出しをおこないます。
本体の上蓋を手前にスライドして外します。

HDDは取り外しやすい位置にありました。
この時代のHDDは、当然ながらパラレルATA(IDE)タイプでS-ATAとは形状がまったく違います。
パラレルATAの頃はプライマリー・セカンダリーやマスター・スレイブなど設定が必要でしたね。
CPUはスロットタイプでPentiumⅡです。

スロットタイプのCPUは一時期だけしか使われていなかったので、若い方は知らないでしょう。
懐かしいです。

HDDよりデータの救出

HDDの容量は4311.9MB(4.3G)です。

この容量でCドライブとDドライブのパーティーションに分かれていて、ちゃんとWindowsがインストールされています。
コピーを取ってデータ保全をしますが、特にエラーもなく正常でした。
この頃のWindowsは起動ファイルにDOSの形式を引き継いでいて、Cドライブの内容も現在のWindowsとはかなり違っています。
そもそも「USERフォルダー」がありません。

「My Documents」にはユーザーデータが入っていますが、「デスクトップ」のフォルダーは見当たりません。
どこにあるかと言えば「Windows」フォルダーの中にあります。

基本的には「My Documents」「Program Files」「Windows」のフォルダーに重要な物は集約されています。
シンプルなのでわかりやすいですが、アクセス制限も緩くセキュリティも緩いですね。

そのおかげでデータを取り出すのも難しくはありません。

最終的に必要だったガラケーで撮影した写真とその他のデータが確保できました。
古くても写真データは共通形式で問題なく使用できます。

20年以上前のデータも復旧できて何よりでした。

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