富士通 ESPRIMO FH70/D1 Optaneシステム・HDD故障
使用しているうちに音が出なくなったので、初期化したらそのあと自動修復画面で起動できなくなった。
調べてみるとOptaneメモリーと3T HDD搭載パソコンだったので、Optaneキャッシュの問題かもしれません。
CPUはCore i7 8750HでWindows11にも対応していますので、修理すれば今年10月のWindows10サポート終了後も使用できます。
Optaneメモリーは問題を起こしやすいので、単体SSDに交換する予定です。
HDD故障で不具合
この機種は裏面の外周にあるネジを外せば裏蓋が外せます。
右側に3T HDDがあり、左側のスロットにOptaneメモリーがあります。
Optaneメモリーシステムは、小容量のSSD(Optaneメモリー)をHDDのキャッシュにして高速化するものですが、キャッシュが破損したりOptane・HDDのどちらかに不具合が発生するといきなり起動できなくなります。
現在はOptaneメモリー自体が製造されていませんので、数年前のパソコンにしか搭載されていません。
検査結果では、Optaneメモリーは正常ですがHDDにはエラーがありました。
今回の自動修復はHDD故障が原因でした。
Windowsの調子が悪いときは、初期化の前にストレージが正常かどうかのチェックが必要です。
SATA SSDに交換
今回はすでに初期化されていますのでユーザーデータは不要ですが、コピー済みHDDからドライバーとリカバリーのデータを取り出しておきます。
Windows11クリーンインストール後に使用します。
SATA SSD単体で運用するために、BIOS設定を変更しておきます。
BIOSの詳細設定の「SATAモード」を「AHCI」に変更して、Optaneメモリーとの連携を外します。
これでOptane専用ドライバーの読み込みがいらなくなります。
SATAの480G SSDを取り付けました。
NVMeのSSDを使うこともできますが、HDD故障で交換が必要なのでSATA SSDで単価を抑えます。
Windows11インストール
Windows11をUSBインストーラーからクリーンインストールします。
インストール終了後、先に取り出しておいたドライバーインストーラーとメーカーサイトにあったアップデートドライバーを当てていきます。
終了したら、これも取り出し済みのリカバリーデータを使って「初期状態」に戻します。
富士通のメーカー環境が取り戻せましたので、付属アプリのインストールをおこないます。
クリーンインストールではありますが、メーカーの元環境をできるだけ復元しています。
起動・機能の最終確認をおこないご返却となりました。
ご返却時に「音が出ない」件を確認しましたが、Bluetooth接続のイヤホンの故障とわかりました。
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