富士通 FMVF56KDW FH56/KD テープ貼りの液晶パネル交換
縦や横にラインが入り、色も乱れる一体型パソコンです。
少し前までは、たまに乱れる程度だったのがほとんど見えなくなってしまいました。
まるで液晶が割れているような写り方ですが割れてはいません。
液晶不良の可能性が高いですが、交換してみないとわかりません。
分解診断
基本的な分解は過去記事の
「富士通 FH56/RD FMVF56RDP 液晶交換」と同じです。
HDDは正常で、メモリーは外して別パソコンで検査をしておきました。
マザーボードの付いた金属パネルを外して液晶パネルが見えるようになりました。
液晶のケーブルは2ヶ所で下部の四角の部分です。
FMVF56RDPと違っているのはここからです。
前面パネルがテープ貼り付けされている
液晶パネルは前面のプラスチックパネルと貼り付けされていて、一体となっています。
その前面パネルが白い枠に爪ではめ込まれているので、外す必要があります。
上の写真の丸印のように周囲が留められています。
これを外すのが意外と大変です。
さらに大変なのはこの後です。
液晶パネルとプラスチックパネルが両面テープで貼り付けられているので、剥がしていくこととなります。
ヘラを隙間に差し込んで切っていくのですが、パネルに傷やひびを入れないようにしないとなりません。
液晶パネル入荷・貼り付け
発注した液晶パネルの入荷後、仮組み状態で電源を入れ正常に映るかどうかを確認します。
正常に表示されたので、改めて両面テープで貼り付けをします。
1mmほど厚みのある両面テープを使い貼り付けますが、一度目は少しずれて張り直しました。
パネルの隙間にゴミが入らないよう注意が必要です。
この後、写るようになった本体でのメモリーテストをおこないます。
液晶の表示チェックも兼ねています。
正常確認の上で終了となります。