FMVD77C DH77/C メモリー接触不良・OS起動不能
パソコンを使用中に突然電源が落ちる症状が何度か出て、そのあと起動が出来なくなりました。
突然電源が落ちるとOSや領域の破損で起動できなくなることがあります。
使用中にいきなり電源が落ちるのは困りものですね。
診断中のメモリーテストで電源が落ちる・メモリー接触不良
使用中に電源が落ちる場合、ホコリ詰まりでの廃熱不良が原因なことが多いですがそうではないようです。
HDDを取り外してチェックした後に、メモリーテストをおこなったところ途中でいきなり電源が落ちました。WindowsやHDDは関係ありません。
もう一度メモリーテストを起動させてから試しにメモリーモジュールを押してみました。
すると画面に白いブロックノイズが走りました。メモリーが接触不良を起こしているようです。
メモリーを2枚とも取り外し、メモリーの端子とソケットを掃除して差し戻します。この処置で電源は落ちなくなりました。
メモリーの接触不良で多い症状は、「電源が入らない」や「使用中に固まる」が多く、電源が落ちるのは珍しいですね。
Windows10のクリーンインストール
DH77/Cの元OSはWindows7でWindows10にアップグレード済みでした。
起動できなくなったので、安定化を目指してWindows10のクリーンインストールをおこないます。
Windows7の元環境で古いソフトを残したままにするより、クリーンインストールで環境を作った方が安定して使えます。
無理に旧環境を引き継ぐのはおすすめできません。
CPUはCore i7 2600で当時としては高性能ですし、搭載ドライブはSSDの1Tですので快適に使えそうです。
ただ、Core i7 2600はIntelのWindows10対応リストには無いCPUで、富士通のWindows10対応パソコンでもありません。
そこをご説明の上でのクリーンインストールです。
SSDの内容を消去して空にした後、Windows10のインストールディスクでOSをインストールしていきます。
再インストールなので「ライセンスキーがありません」を選択します。そのままインストールを進めて起動したらインターネット経由で自動ライセンス認証がおこなわれました。
ドライバーを手動で当てる必要はありましたが、すべての機能が認識できました。
Windows Updateとその他調整後に最終確認して、お返しとなります。