富士通 FMVC75E3GG CH75/E3 電源が切れた後起動しない
Windowsが起動した状態で長時間席を離れて、戻ってきたら電源が切れていました。
そのあと電源ボタンを押しても反応がなく、電源が入らなかったそうです。
店頭で試しても何の反応もありません。
こういった場合に試すのは、分解しての放電リセットです。
最悪のケースはマザーボード故障で高額修理ななるかもしれません。
分解
富士通の小型パソコンUHシリーズやCHシリーズは構造は似通っています。
裏側のネジを取れば裏蓋はすぐに外せます。
電源は入りませんが、放電をさせないといけないのでバッテリーを取り外します。
右側にあるM.2 SSDを外して検査してから、内容保全のためコピーを取っておきます。
バッテリーを外しましたが、このパソコンにはCMOSのバックアップ電池があります。
完全にリセットするには左側にあるボタン電池のケーブルコネクターを抜いておく必要があります。
放電リセットで回復
バッテリー・ボタン電池を外したまま翌日まで放置します。
翌日ボタン電池を繋ぎ、電源アダプターを繋ぎます。
電源ボタンを押すと電源が入り、リアルタイムクロックのエラーが表示されました。
完全放電でBIOSのリセットがかかって回復したようです。
今回はパソコンから離れていた間にスリープモードに移行し、そのまま復帰ができなくなっていたようです。
BIOSで日時設定をおこない、SSDを取り付けて通常起動が確認できました。
高速スタートアップ設定・スリープモード解除
Windows10や11では通常のシャットダウンでは、深いスリープの状態となります。
シャットダウンを選択してもスリープモードから復帰できなくなることがあります。
再発防止として電源設定で、自動的にスリープモードにならないように設定します。
また、シャットダウン時の設定で「高速スタートアップ」を無効にして、完全シャットダウンになるよう変更します。
BIOSでも「高速起動」の設定を無効化しておきました。
機能確認してからご返却となりました。
MicrosoftやPCメーカーもこういった症状は把握しているはずですが、一向に改善されませんね。
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