富士通 FMVA56D1WK AH56/D1 FAN分解洗浄
富士通 AH56/D1 で異音がして、起動時にFANエラーの表示が出る。
音を聞くとやはりFANから音が出ていると思われます。
FANの羽が外せるタイプであれば、洗浄とグリスアップでなんとかなるかもしれません。
グリスアップで治らなかったり羽が外せないタイプだと、FAN交換になるかもしれません。
分解・確認
中にはバッテリー・SSDとHDDがあります。
レバーをスライドさせればバッテリーが外せます。
分解されていたようで、HDDケーブルが本来と違うところを通っていました。
SSD・HDDを外して検査しますが正常でした。
内部は予想していたほど汚れていませんね。
FAN ホコリ詰まりなし
FANを外してみましたが、フィンのホコリ詰まりもほとんどありません。
FAN内部を確認します。
FAN分解・洗浄・グリスアップ
FANのフタ部分はネジ止めではなく、プラスチックでのリベット止めでした。
削って開けてみると羽根は外せる構造だったので、分解して洗浄してみます。
洗浄液につけてブラシでこすります。
回転軸とモーター側の差し込み部を念入りに洗浄しました。
乾燥を待ってから羽根の回転軸をグリスアップします。
組み付けてから削ったリベット部を接着します。
異音解消
FANをパソコンに組み戻してチェックしてみたところ、異音はなくなっていました。
きちんと組み立ててWindowsを起動し、CPUの負荷テストをしてみました。
CPU 100%のテストをしてみると風切り音は大きくなりますが、異音は感じられません。
1時間のテストも終了しました。
小型FANなので負荷をかけると風切り音が大きくなるのは、仕様上仕方ないですね。
最終確認の上でご返却となりました。
FANの異音でも、洗浄・グリスアップで解消できる物はかなりあります。
グリスの劣化や軸部分のホコリ混入が原因であることが多いためです。
時間も短期間で済むため試してみる価値はあると思います。
直らない場合や、分解できない物は交換になります。
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