富士通 AH53/X FMVA53XR Windows10機 HDD交換修理・リカバリーができない
電源を入れてもマウスポインターが出た後、画面は真っ暗なままで起動しません。
2016年1月発売なので3年はど前のもので、Core i7 6700HQ メモリー8Gの高性能機種です。
HDDエラー・コピーが止まる
HDDの取り出しは簡単です。
HDDを検査ツールにかけると軽度のエラー表示でした。
当初はデータが必要との事でしたので、データ保全を兼ねてクローンを取ります。
ところが通常手順では最初の数ギガで止まってしまい進みません。
そこで、リバースコピーに切り替えます。
遅いしエラーは出るものの進み始めました。
コピーが完了した後、再度HDDの検査をしたら異常の表示となってしまいました。
最初の検査では表面化していませんでしたが、読み出し困難な部分がかなりあったようですね。
初期状態に戻せない
富士通のWindows10機には以前の機種にあった「トラブル解決ナビ」がありません。
リカバリーメディアの作成は、Windows10の機能の「回復ドライブ」作成で行います。
また、通常のリカバリーは「初期状態に戻す」を使用します。
コピーしたHDDを使って「初期状態に戻す」を試みましたが、エラーになってしまいリカバリーが出来ません。
Winodws7・8.1からWindows10にアップグレードしていると、元のOSにリカバリーが出来なくなる事がよくあります。
それとは別に、Windows10の機種でも購入時の状態に戻すことが出来なくなることが時々あります。
これは、Windows8.1までの機種にあった「リカバリー専用隠しパーティーション」がないことに起因しているのかもしれません。
富士通の機種には「リカバリー専用隠しパーティーション」がありません。
購入時にリカバリー用の「回復ドライブ(リカバリーメディア)」が作ってあれば問題が無いのですが、作成済みのことはまれです。
今回もリカバリーメディアはありません。
リカバリーUSBメディアの作成
「リカバリー専用隠しパーティーション」はありませんが、メーカー用のデータが無いわけではありません。
それを利用し、当店独自の方法でリカバリーメディアを作成してみます。
作成できました。
このUSBメモリーを使って、初期状態に戻します。
Windows10のクリーンインストールとは違い、付属ソフトなど(筆ぐるめ等)も使えるようになります。
各種調整・Officeインストール
初期状態に戻した後、リフレッシュパックを施します。
その後、Officeのインストールをします。
最近のMS Officeはマイクロソフトアカウントが必須な上、ネットインストールなので手間がかかります。
不正防止なのはわかりますが、もう少し簡略化してほしいですね。
最終確認して終了です。