富士通 FMVA53C2B 液晶交換
ノートパソコンの液晶割れ修理でお預かりしました。
パネルの左側がはっきりと割れています。
Windowsの起動も確認できましたので、液晶パネルの交換で修理可能と思います。
全体的なチェックからおこなっていきます。
分解・診断
診断をしながら、液晶パネルまでを分解します。
最初に裏側の大きな蓋を取り外します。
バッテリーはレバーで取り外せます。
HDDも外して検査をしますが正常で問題なし。
ネジを取って裏蓋を外し内部にアクセスします。
液晶ケーブルと無線ケーブルを外してから、左右のヒンジネジを取って液晶上半身を取り外します。
液晶パネル取り外し
液晶ベゼルを取り外します。
ベゼルの下部には左右に目隠しシールがあり、その下にネジがあります。
上の写真ではわからないのでベゼルを外した後の写真に位置を示しました。
次の手順として、ヒンジ部のカバーを取ります。
上側の黒い部分が外れますが、爪ではめ込まれているだけです。
液晶パネルはヒンジにつながっている金具に貼り付けられているので、ヒンジ金具ごと外します。
パネルの上部のネジと、ヒンジを止めているネジを取って取り外します。
裏返して液晶のケーブルコネクターを外しますが、カメラケーブルが貼り付けられているので慎重に。
仮液晶で確認
液晶割れは間違いありませんが、検証用の仮液晶パネルで確認をします。
メモリーテストも終了したので、液晶パネルを発注しました。
液晶取り付け金具はテープ貼り
パソコンの薄型化に伴って、液晶パネルのテープ貼りが増えています。
一体化させることにより強度を上げているのでしょうか。
当パソコンはネジ止め用のガイド金具が液晶パネルにテープ貼りされています。
この小さく出ている部分をつまんで引っ張ると、テープが伸びて剥がれてきます。
テープが古くなるとちぎれるのでやっかいです。
新しい液晶パネルの入荷後に金具を貼り付けします。
組み戻し・確認
ケーブルを接続してから、逆手順で組み戻していきます。
正常に写ることを確認したあと数時間つけておきチェックします。
各種機能確認の後でご返却しました。
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