富士通 FMVF60G3WE FH60/G3 Inaccessible Boot Deviceで起動しない

中古で購入した富士通の一体型パソコンが「Inaccessible Boot Device」で起動しません。
Core i5 1135G7搭載で元々Windows11の機種です。

中古購入からほとんど経っていませんが、「ハードオフ」での購入で保証がありません。
基本的にはWindowsは入れ直しになりそうです。

BitLocker回復画面

購入時からすでにデスクトップ画面まで起動可能で、MS Officeも使用できたそうです。
オーナー様自身ではMicrosoftアカウント設定などはおこなっていないそうです。
販売時点でOfficeが使えるとか、怪しさがいっぱいです。
ハードオフはパソコンが専門ではありませんので、何をやっているのか定かではないですね。

電源投入後「Inaccessible Boot Device」の画面になります。

その後再起動してから、BitLockerの回復画面が表示されます。
BitLockerはWindowsのドライブ暗号化機能で、操作やデータ救出に回復キーが必須です。

Microsoftアカウントの設定情報はありませんので、回復キーも全くわかりません。
「Inaccessible Boot Device」よりBitLockerの方がやっかいです。
この状態ではSSDを消去してWindowsを入れ直すしかなさそうです。

分解・SSDは正常

裏面から分解します。

足の中央部のカバーから取り外します。

カバーの下側を外した後の写真です。
次に上側を外します。

スタンドの根元のネジを取りスタンドを外し、裏面のネジをすべて外します。

M.2のSSDがあるので、取り外して検査しましたが機械的問題はなく正常でした。

メモリーテストも正常で、不具合はソフト的な問題となりました。

リカバリーメディアでリカバリー

BitLockerが有効なためSSDを取り外しても内部のデータにアクセスができません。
内部データが使用できれば富士通の環境を戻すことができますが、今回はできません。
相談の上リカバリーメディアを取り寄せました。

リカバリーメディアを使い、購入時の環境にリカバリーをしました。
アップデート・ドライバー更新・環境設定をおこないました。

BitLockerは今後のことを考えて解除しておきました。

MS Officeについてはアカウント情報がないためインストールができません。
無料の互換ソフトをインストールしました。

機能チェックして完了・ご返却となりました。

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