レノボ X1 Carbon 6th 日時エラーで起動しない

Lenovo X1 Carbon 6th Gen Type20KG バッテリー起動ができない・CMOSリセット状態

会社で使っているノートパソコンが起動しないとご相談です。
店頭で確認するとバッテリーのみでは電源が入りませんでした。

Lenovo X1 Carbon 6th Gen 外観

電源アダプターを繋ぐと電源が入りましたが、「0271:Check Date and Time setting.」とエラー表示が出ました。
CMOSリセットがかかって日時エラーで止まっているようです。

Lenovo X1 Carbon 6th Gen CMOSエラー

バッテリーで日時を維持している機種では、バッテリーが使えないとCMOSエラーが出ます。
バッテリー不良と考えて診断にはいりました。

分解・ボタン電池あり

分解して確認します。
裏面のネジは4個だけです。

Lenovo X1 Carbon 6th Gen 裏面

裏面写真の手前側は大きめのツメだけで止まっています。
分解時は、裏蓋の液晶側から外して最後に手前のツメを外します。
組み立て時は逆に手前からはめないときれいにはまりません。

Lenovo X1 Carbon 6th Gen 内部

バッテリーコネクターはバッテリー直付けなので、バッテリー自体を取り外します。

バッテリーを取外すとバッテリー下の右側にボタン電池がありました。
ボタン電池があるパソコンの場合、電池で日時設定を保持します。
電池が消耗しているようですね。

電池のケーブルつなぎ替え

電池は通常のCR2032ではなくCR2016のケーブル接続タイプでした。

CR2016=直径20mm/厚み1.6mmという意味でかなり薄いタイプですね。
ちなみにMR型番は充電電池です。

ケーブルタイプを取り寄せますが、コネクターが違うため元のコネクターを流用します。
ケーブルを切り取り、ハンダ付けでつなぎ直します。

Lenovo X1 Carbon 6th Gen 電池取り付け

日時再設定後は起動時のエラーは出なくなりました。

バッテリーは正常

ノートパソコンの場合、ボタン電池が消耗していてもバッテリーが正常ならば日時設定は維持されます。
バッテリー故障かと思いましたが、バッテリーを取り付けてみると充電できて3時間半程度の動画再生もできました。
バッテリー自体の機能は正常です。

ACアダプターはつなぎっぱなしで、シャットダウンもせずほとんどつけっぱなしだったようです。
お話を聞く限りでは、CMOS電池消耗とバッテリーの放電がかさなり日時エラーで起動できなくなったみたいですね。

ノートパソコンはバッテリー使用を前提に作られているので、アダプターをつなぎっぱなしで24時間稼働には向きません。
バッテリーは自然放電をするため使わなくても減っていきます。
減った場合はアダプターを挿し直さないと充電が始まりません。

バッテリーで使用して減ってきたらアダプターをつなぐのがおすすめです。
アダプターをつないだままで使用すると、バッテリー自体の劣化にも繋がります。

電池交換のみで終了

電池交換のみで作業は終了です。
バッテリーについてのご説明をしてから、ご返却となりました。

Lenovo X1 Carbon 6th Gen 修理完了

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