東芝 Satellite PB554MBB1R7AA71 B554/M SSD重度故障・チェックディスクが走る
中古購入で1年ほど使用しているノートパソコンが、何度起動してもブルースクリーンになり起動しないとご相談いただきました。
店頭確認時ではブルースクリーンは発生せず、チェックディスクや自動修復が起きました。
データを外部メディアから移動させた直後にこうなったとのことで、非常にお困りでした。
元は第4世代Core i5搭載のWindows8.1モデルで、Windows10がインストールされたSSD換装機種を中古で購入したものです。
起動できていたときからソフトウェアが急に落ちたり、勝手に再起動したりと不具合はあった模様。
最初の画像のように、「ディスクのエラーを確認しています。完了するまで1時間以上かかる場合があります。」という画面も出現しました。
症状から見るに、SSD故障の可能性が濃厚です。
分解:SSD
裏面の蓋を外します。
右方向へSSDを引き抜きます。
仮組みの上メモリーのエラーチェックを行いましたが、こちらは正常でした。
SSD重度故障
検証用パソコンにSSDを接続すると、「再起動してドライブ エラーを修復」と表示されました。
ステータスも一見正常そうですが、「代替処理済のセクタ数」や「訂正不可能エラー数」がかなりの数検出されています。
全周の読み書きスピードテストを行うと、初めの方で「危険」と不良セクタが検出されました。
下部のグラフも上下に幅広く振れており、やはりSSDはかなりの不調を抱えています。
スキャン結果として「故障」の判断が出ました。
修理するにはSSD交換が必要です。
Windows11非対応PC
Windows11は第8世代以降対応のため、第4世代Core i5のこのパソコンはWindows11には非対応です。
Windows10のサポートは2025年10月で終了してしまうため、当店で販売しているノートパソコンをご購入いただくことになりました。
お預かりしているパソコンは修理せず、データ復旧のみ行います。
データ復旧
環境保全やイメージ化ができないほどの重度故障でしたが、危険セクターが先頭に集中していることもありなんとかデータ復旧が可能でした。
書類を中心に計15GBほどのデータを救出。
フォルダー構成も無事です。
受付時にお預かりしていたUSB SSDへデータを移行し、販売するノートパソコン上でご確認いただき返却しました。
SSDなどの電子チップメディアは故障するとデータ復旧が困難になりやすいです。
データは「移動」ではなく「コピー」で移行し、大切なデータは2カ所にあるよう複製保存しましょう。
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