ドスパラ Magnate IE E05 電源と電源ボタン交換

ドスパラ Diginnos Magnate IE E05 電源が入りにくくて電源ボタンが壊れた

当初のご相談は、デスクトップパソコンの電源ボタンが壊れたので交換修理してほしいでした。
以前から電源が入りにくくご自分で電源ボタン部分を補修していたが完全に壊れてしまった。

Windows7のままで使用しているパソコンですが、そのままの環境で使いたいとのご希望でした。
現状では電源が入りませんので、診断で全体を見ていきましょう。

お預かりの時点で電源ボタン自体完全に割れて取れてしまっていました。
そのため、診断はマザーボードの電源スイッチピンをピンセットでショートさせておこないます。

電源ケーブルをさして電源ピンをショートさせても電源は入りませんでした。
電源ボタンだけの不具合ではないようです。
この場合、原因がマザーボード故障の場合もありますが、簡単に検証ができるメモリーや電源から交換してみます。

電源を仮のものに変えてみたところ、電源ピンのショートで電源が入りBIOS確認ができました。

元々の症状で電源が入りにくかったのは、電源自体の劣化により起動でき無かったと言うことなのでしょう。
電源が入りにくいという症状でも電源ボタン不良とは限りません。
今回は電源ボタン不良という思い込みにより、電源ボタンも壊れてしまったみたいですね。

電源が入ったので、メモリーテストもおこない清浄確認できました。
HDDの使用時間は長いですが、現状では正常でWindows起動も確認しました。

修理には電源交換と電源ボタンのつなぎ替え交換が必要です。

マザーボードのピンヘッダーに繋ぐケーブルを切断して、ハンダで延長ケーブルにつなぎ替えます。

ケーブルをケース上部に引き出してボタンを貼り付けしました。

修理の本命で電源交換をしました。
大元の原因はこちらです。

内部清掃の上で組み戻して起動を確認します。

オーナー様に確認していただきご返却いたしました。
Windows7ですのでネット接続はしないようにお願いしておきました。

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