ドスパラ GALLERIA KTC06 グラフィックカード接触不良

GALLERIA SF モニター表示しない&Boot Error

ドスパラのGLLERIA のスモールファクターモデルのモニターが写らないとご相談ですが、店頭で電源を入れるとモニター表示は出てきました。

でも、エラー表示になり起動はできません。
元々は画面自体が写っていなかったそうなので複数の問題があるかもしれません。

ケースの側板を取り外して診断に入ると、エラー音が4回鳴って起動しません。
何らかの不具合があるようです。
こういった場合の最初のチェックはメモリーです。

メモリーを取り外して挿し直したら電源が入ったので、メモリーのテストをおこないます。
メモリーテストは正常に終了しました。
接触不良防止に導電剤を塗って終了かと思ったのですが、その後しばらくしてモニター表示がなくなりました。

メモリーが原因ではなさそうですので、グラフィックカードを疑ってみます。

スモールファクターケースで、パーツの配置が独特です。
グラフィックカードを外すには、赤丸のネジを取りSSDの取り付けられている黒い金属板ごと取り外します。
DVDドライブも一緒に取れますが、ドライブのベゼルは先に取っておきましょう。

グラフィックカードを外してマザーボードの出力端子にモニターを繋ぐと、問題なくモニターが写りました。

ケースが小さいため、グラフィックカードの取り付けにはライザーカードが使われています。

マザーボードのスロットを90度向きを変えています。
そのため、スロットの差し込み口が2つあることになります。
グラフィックカードの接触不良の可能性を考え、2ヶ所の端子に導通処理をしてみました。

その後元に戻して、グラフィックカードにモニターを繋ぐと正常表示がされました。
再起動などを繰り返しても問題ありません。

グラフィックカードの接触不良が不具合の原因と確定しました。

モニターが写るようになっても、やはりエラー表示で起動できません。

Bootドライブが見つからないようです。
BIOSの設定画面を見てみると、Bootの優先順位がDVDドライブになっています。
「Windows Boot Manager」にすると起動できました。

Asrockのマザーボードでは以前にも同じことがありました。
電源を落としたタイミングで設定が変わってしまい、Bootドライブを見失ったと思われます。
一般的な仕様では順番にドライブを読みに行くはずのですが、それが出来ていません。

今回は大きな問題はなく、グラフィックカードの接触不良解消とBIOS設定変更で起動が出来ました。
Windowsが起動できたので、そのほかの確認をしてからご返却となりました。